雨上がりのカーラジオ 知らせる季節の足音 少し開いた窓を閉じれば 助手席で聞こえる寝息 なんでもないような日常 何年後も走っていたい はらりはらり 宙を舞う 麗ら 儚く花は踊る 愛に満ちた毎日の 最期のひとひらまで ふたりは 永遠を願って 土砂降りの窓ガラスに 信号の赤が滲んで 行き場のない左手は 未だに 君を守るように 色褪せてく面影を 助手席に乗せて走って はらりはらり 宙を舞う 麗ら 儚く花は踊る 愛に満ちた毎日の 続きを描くほど 寂しくて 瞼閉じた君の影ばかりが 日常にちらついて 涙で滲む 春も夏も秋も冬も 僕ら色褪せぬようにと 君が撒いた愛の種 はらりはらり 宙を舞う 麗ら 儚く花は踊る 残った裸の梢 また巡り逢う日まで はらりはらり 宙を舞う 麗ら 儚く 高く 遠く 愛に満ちた毎日で 結んだ約束 永遠に紡ぐ 僕の愛で