三日月と藍色

歌詞

霞んでしまった桃の色 君の頬が好きだった 君が笑う顔だって 実はもう忘れたんだ 僕はいつだって憂いの色 言葉を飲み込んだ 傷つかない心がただひたすら 欲しかった それだけでいいのにな 涙で濡らした青い傷 今もずっと痛むんだ 胸を張って生きれたら こんな歌はいらないの 遠く揺れた髪の色 どうかずっとそこにいて さよならだなんて笑えない 僕のことを笑ってよ それだけでいいからさ 背丈が伸びるたびに消えていく あの日の音も色も感触も いつか花は枯れてしまうなら せめて言葉でここに繋ぎとめて 三日月が乗った藍の色 死にたいほどきれいで 面影をそっと残すように 夜の中に溶けてった 魔法にかかったままでいたい どうかずっとこのまま すぐに死にたいと口にする 僕のことを叱ってよ それでも足りないよ 季節が巡るたびに褪せていく いつかの君の熱も鼻歌も 淘汰されていく心の中 心象浮かぶ君を見つめながら ひとつも捨てずに 歩いていたいだけさ 一つ二つ世界に溶けていく 他人の波に流され消えていく 高くなった目線に陰る視界 君が遠くなって 背丈が伸びるたびに消えていく 胸を焼いた想いも約束も 今更君ばかり歌うのは ありきたりな2文字じゃ 足りないから