夢を見た 古い夢だった 目を覚ましても追って来てそこにあ るんだ 溜まり続ける夢の束を数えて 濁った水でそれを洗い流して並べて いくんだ 簡単なことさすぐ慣れる そう思っていた 慣れてしまえば有望な未来もきっと 描ける そう思っていた さっきだってそうだった 僕の手が掴み損ねた明るい街で 楽しげに暮らし続ける君の指先 夢の中、手を伸ばして触れた君は 砂のように僕の指をすり抜けていっ た 簡単なことさすぐ慣れる そう思っていた 慣れてしまえば有望な未来もきっと 描ける そう思っていた さっきだってそう 止まないこの雨 いつまで続くか 僕は溺れてる わからないよ 何が良かったかなんて 僕次第で意味も揺れてしまうんだ 灼熱の光に焼かれてる 君は今どこで何を見ている?