明け方、白と青が混じる頃 こぼれた意味のない歪な嘘 「生き辛い、生き辛い」 と吐き捨てた 言葉は今更になって刺さる だけどもう蜩のように君を求めても 七日目の朝だ 命は尽きるだけ 感じられるのは微かな香りと 纏わり付くような焦り 「繰り返す日々の中、 愛を見つけ出して」と ねだるような試すような甘い声は もう聞こえない 明けて行く街の中 薄明の終わりに 響くのは細く強い声 わけもなく顔を洗った 孤独から目を背けてる 涙を流したら全てが終わりそうで 時の流れを見つめていた 秒針が明日を告げる 僕はまだ昨日のまま焦る 「繰り返す日々の中、 愛を見つけ出して」と ねだるような試すような甘い声は もう聞こえない 明けて行く街の中 薄明の終わりに もう響かない細く強い声 響かせる細く強い声