14時の朝日を無視して また逃した今日に息を漏らす 使い捨ての日々もそろそろ 底をついてしまいそうで 窓もオレンジに染まってく頃 気まぐれが靴を履けと言う 物臭が目を覚ます前に 失くした理由を探しに行く 暮れなずむ街が変わらず微笑む ささやかな今日を愛せる気がした 18時の夕日を背にして 途切れた光が前を行く 包み込むように照らされると 温かく居心地が悪い 空っぽのままじゃ不安なくせに 優しさで埋まるのは違うらしい つきまとう答えから目を逸らして 知らない路地の行く果てを描いた 新しい景色を待ちわびた日々が 重なり閉ざした眩しい綻び 終わらないようにと何度も重ねた あの物語はもう 鮮やかな夜と綺麗な言葉で 逃した昨日に届きはしなくとも 暮れなずむ街が変わらず微笑む ささやかな今日をただ愛していく