光の川に浮かぶのは 清く生き抜く白い花 ここで咲くの 揺蕩う先で 花札をひとめくり そっと揺らいだ水面の音 光の中で和らいで 語るに足らない肌寒さは 離別とよく似た玉響だ もう 退屈は嫌 動き出した時計 遠い日々を描くような 回りくどさも恋しい 初めて 響きで自分を知ったこと 忘れもしない感情 時空をも越えられるような 久しい速度感だ 所詮はひとつの箱の中 電子の川に問う者は 清く生き抜く白い花 そうでしょ 誰かのために歌っても良いものか 誰かのために歌っても良いものか 誰かのために歌っても良いものか 誰かのために歌っても良いものか 生きることに意味なんて無い それでいい それならば 妬けるような言伝も無くて 見送る僕は きっと悲しい 笑えるね 鮮明に繊細に伝わる この身を統べる脈動と 華やぐ日を夢見るなら 月夜に歌っていたい 遠い誰かの耳に届け あの時触れていたメロディー 間接人生ト書き 勝ち名乗りは何時ぞ ドル箱にはなれない 演劇気取れば 至れり尽くせり上戸 噺家の体裁 この時を生きる者に 息を吹くだけ