ハンバーグステーキが 突然食べたくなって ほくらはめずらしくレストラントへ 出かけた 酒場以外では 落ちつかないぽくだけど その夜はなぜだか行ってみたいと 思った ぼくらは地図を手にバスへ乗り 込んだ いちばん近くにあるレストラントへ 向かった 乱暴な運転手にカチンときたけれど 君はなんだか婚しそうで 言い出せなかった その日東京は いちばんの冷えこみで クリスマスの飾りが 人々のココロをじらしていた このバカ野郎 そんなに急ぐなよ 店のあかりを見落とすじゃねーかよ 祝うことなど 特別ないけれど たった二人のささやかな パーティーなんだから ハンバーグステーキとサラダと ビーフシチュー なんて ゼータクに尻込みするほくなんだ 君は外人みたいに 話したがったけど ほくは五分でたいらげ そわそわしてたよ あっとゆーまに店を出て “少し歩こうよ”と君 人気のない道を バス停二つ歩いた ぼくはせーせーして 急にふざけたくなった 君もケチャップみたいに笑っている 理解されたいと 思い始めてからのぼくは 君が言うように つまらなくなっちゃったのかな 歩いて行こう このままもう少し 見上げる空に 月は上弦 子供みたいにふざけながら歩こう たった二人のささやかなパーティー 理解されたいと 思い始めてからのほくは 君が言うように つまらなくなっちゃったのかな 歩いて行こう このままもう少し タバコの煙 せーだいに吐いて 祝うことなど 特別ないけれど たった二人のささやかなパーティー 歩いて行こう 夜はこんなにも柔らかい ナイフで切った 月は上弦 子供みたいにふざけながら歩こう たった二人のささやかなパーティー ささやかなパーティー ささやかなパーティー ささやかなパーアイー
