自由な自由をもってる 君はなまぬるい肉 君にはじめて会った夜 僕はあの曲を聞かせた まったくあの曲は 君にぴったりだったね だって君は はじめ本当にひとりだったんだから 君の体はいつも ひなたのにおいがしていて 耳のうしろのところに 人柄があった 僕と知りあってから 君はたいくつなさびしさをおぼえた 僕と知りあうずっと昔から 立派な孤独をもってた そしてある雨の降った次の日に 意外とあっさり 君は いなくなった サヨナラ 元気でね 本当に楽しかったよ 僕があげた名前を 捨てて君は出ていった 時々気がむくと君は 原始的に踊ってみせた 僕が殴られた夜 君は眠っていた 今でも君のこと 想い出したりしてるよ 夢の中に存在だけが 出てきたりしてね 君の体はいつも ホコリのにおいがしていて 耳のうしろのところに 人柄があった もしもどこかで このうたを聞くことがあったら 僕のことも ぼんやりと 想い出してよ 今 ふるぽけた写真の中で 君はすわってる その横で 僕は君とまったくおんなじ 顔してるよ サヨナラ 元気でね 本当に楽しかったよ 僕があげた名前を 捨てて君は出ていった ごめんね 知らなかったんだ 君がそんなに 神経質な奴だったなんて サヨナラ 元気でね 本当に楽しかったよ サヨナラ 元気でね じつにおもしろかったよ サヨナラ 元気でね 君のあのしぐさが 本当に愛しかったよ のりでまいて喰っちまいたいほど
