彼女はきれいな場所に立っていた 長い髪を天空に流していた この世の中と彼女との間には あまりにも目立たないすきまがある ひとりぼっちの夜はぼんやりしてる 何をしててもなんとなくつまらない 仲間と騒いで帰る夜ふけの道 街灯はこの世の果てまでつづく やり直しのきく時代の中で とり返しのつかない価値観を 身につけ ゆるやかな坂をひとり登ってゆく もう走らないで 彼女はきれいな場所に立っていた 自分の内部をじっと見つめてた 彼女はきれいな場所に立っていた 長い髪を天空に流していた 長い長い間バスルームにいて 夜がこすれてゆく音を聞いてる ほんやり何度となく考えてみる だけど本当はぜんぶわかっている 思いどおりにならない事だけが 果てしない夜へ絡みついてゆく やり直しのきく時代の中で とり返しのつかない価値観を 身につけ ゆるやかな坂をひとり登ってゆく もう走らないで 彼女はきれいな場所に立っていた 自分の内部をじっと見つめてた やり直しのきく時代の中で とり返しのつかない価値観を 持ってた そのままの姿で成長して行け もうめざさないで 彼女はきれいな場所に立っていた 自分の内部をじっと見つづけた
