春風吹くあの坂道を登って 僕はいつもように学校に向かう 校庭の桜は今年も美しく咲き誇り 僕らを迎えてくれた 教室では制服に身を包んだ 友達がそわそわとその時を待つ 三年間で 僕たちたくさんの思い出紡いできた 暖かな空気が包み込む 花のようにきらびやかで 風のように柔らかで 一粒の涙は頬を流れ 地面にゆっくりと落ちた 先生の最後の言葉に僕たちは耳を 傾けながら これまでの思い出振り返り目を細め 遠くを見る 思えば最初は誰と 仲がよかったわけでもなかった たくさん喧嘩だってした たくさん笑いあった事もあった そしてできたたしかな友情 朝日のように爽やかで 夕日のように美しくて 一言のありがとうをゆっくりとつぶ やいた 別れは大きな 出会いにつながるものだと 信じているんだ だからサヨナラだけは言わないよ 花のようにきらびやかで 風のように柔らかで 一粒の涙は頬を流れ 地面にゆっくりと落ちた 朝日のように爽やかで 夕日のように美しくて 一言のありがとうをゆっくりとつぶ やいた 一粒の涙は頬を流れ 地面にゆっくりと落ちた ありがとうまたいつか会える日まで
