遥か遠い記憶の貴女はいつも 心が此処にあらずで 光を宿さぬ眼で酷く僕を苛んで 心を灼いた それでも僕は 信じてやまないの 愛は確かなものだと お願いですどうかこの僕を 僕の姿を…見つけてください この躰とお別れして その未来に光よ あれ 凛と鳴らす鈍色の輪の音 響け 何度命を失っても 共に啼いてくれる貴女を ずっと探し続けるの その腕で包み込んでよ 果てしない時を越えて 躰も溶けて 漂うだけの淡い魂を 誰かが呼ぶの 優しい声で 温かな手で ねぇ、ねぇ… やっとたどり着いた 僕に… 僕に愛をくれる人 貴女のため 美しい声で啼くよ 僕は貴女を離さない ずっとこの日を待ちわびてた 誰にも邪魔をさせない 夢の中 心寄り添い暮らそう いつか安息の地 辿り着けば 忌まわしい子の矢は抜けるの? 笑いかけて 名を呼んで 愛を全て僕にください