風の儘に流る 花弁の様に 嗚呼 ひらひらと舞う蝶に成り果て 此の心露の在り処 探して彷徨って 辿り着く美し妖し眼差よ ホロリ堕ちる雫 何処へ向うのだろう 朧気に映りこむ 永劫に消えぬ華の色 咲き誇る 夢の欠片 貴方にも見せましょうか 薄衣に透けて見えた 玉響の夢小路 鮮やかな憧憬と裏腹に佇む 夢もまた一時の物語 栄華に誂えた 仮初の衣よ ほろほろと零る砂見遣りて憂う チリリ呼ぶ鈴の音 凛と縁の奥 風車回る様に 輪廻る蒼き魂の歌 消え去らぬ 刹那の愛 どれほど快楽になりましょか 眩さに闇が忍ぶ ゆめゆめ忘るるなと 幻想で敷き詰めた儚き九十九折 誘わる泡沫の物語 さらば 愛しき日々よ されば その身は砂に されど 想いは何処? ならば 唄い続けよう 咲き誇る 夢の欠片 貴方にも見えましょうか 薄衣に透けて見えた 玉響の夢小路 鮮やかな憧憬と裏腹に佇む 夢もまた一時の物語