気づけば太陽が 窓を叩く 快晴の空 寂しい夜は どこへやら 手を振る 海岸通り 眩しそうに 僕は塞ぐことばかり 君はぷかぷか笑ってるばかり 水面を走って 軽々と羽ひろげて いってしまいそうだ 君とふたりきり ここにいさせて 水平線の先は 遠すぎるんだ ちらり横顔を 盗み見させて なんだか夏が 名残惜しそうだ 溶けそうなアイス ふたつに折って 君に渡した 相変わらずの味がする 幼い君のまぼろし 目をこすった 波が連れる星の砂 しろい珊瑚が眠るこの島は 君との時間 ゆらゆらと 過ぎてくから 困ってしまうな ずっとふたりきり ここにいさせて 水平線の先は もう行けないや ちらり横顔が 遠く見つめる なんだか夏が 名残惜しそうだ