ねえ、いま何をしてる? 僕は躓いたばかりさ 正体不明の何かを 壊れないように抱えていたんだ 仰げば尊いな 僕等の日々は 夢中で綴った 白昼夢 駄作の傑作は 続きがあるんだ 僕ら もう大人になったんだ いや大人に均されたんだ 頬をつねっては痛がった 真っ直ぐな線が引きたかった 誰にもなれなくて拗ねた あの いたいけな僕を 許して 木陰にそっと 手を伸ばせたら 明日も 無計画で 未完成で 不安気な夜を 何度も跳ねのける朝を 願っていたんだよ 道は続いていく 時は移ろっていく その花束の中 精彩を放つ 或る日の僕がいる 無論 期待なんか出来なくて 数ページ 先のこと迷った 車窓に映った現実と 逃げた先に転がった事実 でも此処で僕ら今 手を振っている いたいけな君よ 思い通り 死んでゆけばいい! 無計画で 未完成で 不安気な日々も なんだか名残惜しくてさ 泣けてくるけど 雨が降っていても 地面は 固く強く 摘まれた花もまた 精彩を放つ 僕ら 無計画で 未完成で 不安気な夜を 何度も跳ねのける朝を 願っていくんだよ 道は続いていく 時は移ろっていく その花束の中 精彩を放つ 或る日の君がいる いま何をしてる? 僕は躓いたばかりさ もうじき朝になるのか 或る日のことを 夢に見ていた