8月の祭りのあとは 理由もなく寂しく 薫り立つ浴衣の君は全てが艶やかで 夏がゆくたびに君はまた奇麗になる ゆっくりゆっくりと 君を抱いてもいいの? カミナリが連れてきた長い夕立ちが 肌の熱を覚ましてゆくよ 紫陽花の色が流れて やがて虹に変わる 泣きながら笑ったのはなぜ さよならの最後に 好きなのにどうして 僕たちは壊れてゆく あんなにあんなにも 激しく恋におちて 本当の君の重みを知った時に 何故か僕は震えていたよ 夏がゆくたびに君はほら大人になる ゆっくりゆっくりと 君を抱いてもいいの? 遠くから聞こえてくる 太鼓の音に胸の鼓動は早くなる ゆっくりゆっくりと 君を忘れていいの? カミナリが連れてきた長い夕立ちが 肌の熱を覚ましてゆくよ 肌の熱を覚ましてゆくよ