無限回廊

歌詞

永夜 新たな虚無の隙間からまた 終わりの見えない無限の回廊 弄って開く四つの間が笑う 差し迫った奈落の間 無限に落ちる歪んだ空 手繰り寄せる無から有 糸口が見つからず慌てて探す隈なく どこから来てどこに居た 向かう先すら分からないや 失う座標 自分の居場所 奈落の底 真っ逆様 自問自答する鏡の間 完全なる平面が作る立方体 上下左右に合わせ鏡 鏡よ鏡 向こう側に映ったしゃがみ込んだの はなに 歩けど迷路 揺らめく陽炎 夢幻か無窮の万華鏡 生身ではまず辿り着けない 風が鳴り止まん 答えを探す次元の間 点か線だけの平面な世界に現れた高 次元 概念として理解が及ばない 丸みを帯びた危なげな円 望むなら地獄にその身落とし天を仰 げば高さを知るでしょう 知覚すれば羽を得たも同然 一変して飛び越す現時点 己を知る蛇の間 回るまわる世界が回る 零で終わり零でまた始まる 生と死 愛憎も隣り合わせ 尾を噛む蛇 円環を表す 輪廻の先で自分を忘れ それでもなぜか想いが溢れ こぼれた涙の訳を尋ねる 魂に深く刻まれた慟哭 一度門を開いたら煌びやかな夢があ った 何度も扉叩いたら底知れぬ闇に繋が った 三千世界の真ん中で無垢な赤子が笑 っている 帰り道ならば知っているけれど新た な間へと走っている