AWA

かげろう

Track byK.H.A.O.S

28
0
  • 2021.05.12
  • 3:36
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歌詞

雲海に浮かぶ山々に春雷が二度鳴り 響く 瞬間 飛翔する劇的な生命の大団円 その身を捧げる祭壇 駆け上がる二重の螺旋階段 古来から続く風となり 流転する悠久の営み 待っていた待っていた 夜また小さくなっていた 見えない大きな力が働き生と死が絡 み合っていた 朝の月 夜の太陽 互いに求む青と橙色 この地球上で何億回も繰り返されて る命に還ろう 霞がかる森に苔むす澄んだ川のほと り 朧げに浮かぶ月望み いまは解き放たれる想い かつて爪と牙を誇り 驕り栄えたものは滅び 吹けば飛ぶほどに脆い命がゆえに 生き残りを賭けた呪いを呼び 運命を知り尚も生に縋る 緻密に歪む羽は風を掴む 薄暗くとも静かに暮らす この世界を揺らすほどに歌う 森羅万象 生命の合唱 種を残すため理に干渉 歓喜に満ちて出ずる地の産道 風を纏う空に誕生 春の夜の夢の如し 燦然と光る月と踊り 天を翔る龍のように蠢く虫の群れは 飛翔し 舞う姿は吹雪の如し 落ちる前にこの星の地表に 命を残し繋ぐために羽ばたき出会い そして産み落とし それはそれは一夜に咲いた 闇の中で燃える光だった それはそれは一夜に咲いた ほんの僅かな出来事だった 君と森と空と雨と風と月と時と星と 巡りめぐる全て一つに 連なるこの宇宙の記憶に 待っていた待っていた 夜また小さくなっていた 見えない大きな力が働き生と死が絡 み合っていた 朝の月 夜の太陽 互いに求む青と橙色 この地球上で何億回も繰り返されて る命に還ろう 朝に生まれその日の晩に朽ち果てよ うとも構わない 涎を垂らす闇の番人 果てもなく終わらない万里 汝が目指したその先に何があるかは 分からない でも個よりも全 帆を広げ 前線 全身全霊懸け今宵飛べ この世に溢れるあらゆる快楽断ち切 りなぜに急ぐのか問うと 「種の存続と生を尊ぶ」と君は当た り前に応答 小さな宇宙で煌めく銀河 覗いて胸を打たれた余韻が 押し寄せる波のように鼓動し確かに 息づいていた そうして羽休める間も無く死を待つ その顔に口もなく 落ちて我が子を抱く土となる やがて季節は移ろい ふたたび霧が覆う頃 遠くで春雷が二度鳴り響いていた

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