落陽

歌詞

形あるものいずれ全て崩れ去る 無垢であるがままに謳歌した夢へ震 え立つ 空の歴史からすれば染みのような人 の生き死に 導き出す答え探る地道に 明日も足跡残すため街角で歌詞書こ う 音楽はまだ終わらないだろう 燃え上がる落陽が空に朱を描くよう 笑いながら健やかな最期を迎えたい それまでは泥臭いのも失敗をも 盃に並々注ぎ目一杯飲もう 絶望こそ深める人間の精神 折れぬよう全身全霊込めて念じ 悲しみの数だけ 雨水を蓄え 訪れる春風 空に芽を伸ばす種 いつか誰か慰める その涙止むまで 芽吹くひとひらの言の葉をそっと携 え 儘ならぬこと多き人生に逆らわず また回る渦の中 塵芥花咲す 止まることを恐れ両手足働かす たった一人の自分が自分信じて 待っては去ってた 常に遠ざかってた 追いかけど沈む月と陽が物語ってた いたずらに過ぎた日々拾い集め 沈黙を埋めるように韻を踏む 肺の奥 深呼吸 深く 循環する血液の隅々に 深く いつまでも息絶えることなく 悠久の天地に人は明滅し ほんの一瞬の命を燃やし生きる 耐え難き耐え忍び魂を洗練 普遍性を求めてはいつか至る永遠 専念に専念を重ね例え千年二千年後 も響く音を残そう 仮宿を旅立とう 風となり波間を 星々を抱く空すらも知らない場所 この身朽ち亡き後に私の在処を 尋ねるとしたらそれはきっと君の街 だろう ありがとう 限りある夜を共にいてくれて 涙を盃に最後を祝い合おう 燃え尽きる落陽がその胸を焦がすよ う 願ってはやまない 僅かな火