走馬灯

歌詞

隠すつもりない 嘘吐きの電話 味気のない ガムと同じ 飽きたら 捨てればいい ゆらり傾いて 黒に沈んだら ああ堕ちて 交じり気の無い言葉に 温度は要らない 縫い付けてしまってからじゃ 手懐け 虫の息が 聞こえるだけ 気味悪がっている その顔に恥じらい 塗りつけてやったのに それでもへっちゃらな 貴方の笑顔が怖い 「もう大丈夫さ」 わらっちゃうよな 隠しきれてない 他人との会話 擬音だけの 羅列が飛ぶ 理性も 飛ばせばいい くらり傾いて 白く弾けたら ああ爆ぜて 二人きりの箱庭に 節度は要らない 箍が外れているからさ 手遅れ 別れの声 聞こえただけ ふと佇んでいる 動かす足さえ 掬われてしまったのに それでもへっちゃらな 貴方の心が怖い 「もう全部一緒さ」 わらっちゃうよな 絶え間なく続く 未来なんて無い 一度きりの 人生劇(シネマ)だから 終われば 休めばいい ふらり傾いて 空に溶け込んだら ああ朽ちて 溢れ出した感情から 流れる血が 降り注ぎ 溜まって 息も出来なくなったから これで終いさ エンドロールにも 名前は載せない 少しだけの 端役だから 忘れて しまえばいい イニシャル代わりの 傷を刻んだら ほら夜明け ーー明け方の誰も いない街並みで 口ずさむ音に 終わりが近づくーー