それでも閉じこもっているのさ 覇気のない目で 投薬口で待っているのさ 次の薬を 掻き毟ってみろよずっと 肉が見えるまで 受付で叫んで請うて 繰り返さないで 向き合わないで 逸らして 膿を覆い隠して また次の薬が出てくる 包帯だらけの けの その腕も 腫れ上がったその膨らみも 全部その内側を見せてよ 噛み潰してやろう 理性と怒声 理性と怒声 理性と怒声 あっけなく 悲鳴 罵声 悲鳴 罵声 悲鳴 罵声 ただの凶器の刺し合い 分かってよと泣きじゃくりながらも 心の距離に辿り着けない ああ 諦めながら包帯を巻く そして二人 投薬口へ向かう