bright moon,breeze

歌詞

錆びた時刻表を覗いて 緑の匂いがしていた 終バスに間に合った不運を受け 入れた僕の弱さ 車窓から掠めた光は ひどく朧げな痩身で 追立られるようにそのまま街を出た 僕に足りなかったものは 本当は bright moon, breeze 僕が悲しくて仕方ないのは 痛みだけ 溶けてくからで bright moon, breeze 僕がダメになってしまったのは なんにも 伝えられないままで 目蓋を閉じると囁く 喪失と揺れる陽炎 輪郭が薄まった 幾千の夜が重なって、僕か 線香の煙が消えて 柔い風に包まれていた 過ぎ去っていたすべてが 優しいような気がした 今だけは このままで 灯りはつけないままでいて 微かなニヒリズムを吐いて 夜は一人では越えられない だから僕らは集まって だから僕らは別れていくのかな bright moon, breeze 僕が悲しくて仕方ないのは 約束のひとつ果たせず bright moon, breeze 僕がダメになってしまったのは なんにも 伝えられないままで 錆びた時刻表を覗いて 緑の匂いがしていた 終バスに間に合った不運を受け 入れた僕の弱さのせいで 失って 間違っていくんだ うちのめされていくんだ それだって