斜陽にだけ混じる ボトルグリーンの中で ただ 曖昧に微笑んだ 横顔が霞んでいた 眩しい 光を纏う稲穂を 思わせる 透き通る産毛に見惚れた 補講の数IIと吹奏楽部 一生 忘れない なんとなくわかった 簡単な気持ちさえ うまく伝えられなくて また 穏やかな怒涛の さなか眠りにつくだけ 単純な言葉さえ 綺麗に受け取れなくて また 愛想笑いのひとつ すらもできないままいて そんな若さに呆れて 斜陽にだけ混じる ボトルグリーンの中で ただ 曖昧に微笑んだ 横顔が霞んでいた 簡単な気持ちさえ うまく伝えられなくて また 穏やかな怒涛の さなか眠りにつくだけ 単純な言葉さえ 綺麗に受け取れなくて また 愛想笑いのひとつ すらもできないままいて そんな若さに呆れて 僕達は生まれ落ちた後悔と疑念を 抱きながら それでも美しい風景を集めていく 薄い花弁のような真実を集めて sunsetに透かして 再生と回帰を祈る そして、続いていくわけだ