広い世界で僕らだけと 慈しみ育むだろう 白む夜の音(ね)聴こえたなら また今日を愛し合う合図だと 鳥が舞うこと 空が続くこと 晴れたら何処へ行こうか まだ見たことのない空を知り 時を待たずして伝えに行くよ 雨すら笑うだろうか 何もないこの時代さりげなく 傘もささず居てとめどなく流れ 憂う世界で僕らだけと 育むことを忘れて 描きかけのページ広げたなら 抱きしめられるだけ拾い集めて またとない時間の中で 冴え渡る光を背に 繰り返し息吹く意味と 揺られ繋いでく轍 巡り廻る今を生きる奇跡 まだ見ぬ宇宙の外で 限りある意を前に ありのまま生きる意味を 花が泣くこと 森が隠すこと ひとり世界で僕らだけが 紡いだ記憶と交ざり ひとつ手繰り寄せ奏でたなら また明日を生きようの合図だと