あなたが部屋を出て行って からもう5ヶ月 私、あなたの匂い 思い出せなくなってきたの 新しいヘアオイルと香水と化粧で 私なりに頑張って 会社も行き始めたの 休日は散らかりすぎた 部屋を片付けようと あなたが好きだった服 あなたがくれた指輪も 全部捨てようと 詰め込んだゴミ袋抱え 玄関を出ようとした時 ふと目にとまったもの 何でもない日に突然 あなたがくれた花束 愛しくてその一本 ドライフラワーにしてた そこに居るのが当たり前 ですっかり忘れてた 儚く寂しい花 涙枯れるくらいに泣いて あなたの帰りを待っていたのに そのドアはずっと動かないまま 優しかったあの指先で もう一度涙を拭ってほしい あの日みたいに って馬鹿だよね 私がダメだった 訳じゃないとあなたは 自分を責めるフリをして あの子の元へ消えたの 2人の間には既に何でもない日が 溢れているんでしょう? 花束は渡したかな? 幸せだった色んな景色 とても数え切れない思い出達が 私の心を踏み潰してくる 気付けなかった あなたの中の 私への想いが乾いてくこと 自分の全てに嫌気がさす 不幸を願ったりはしない けど少し後悔してほしい でもあなたが笑うなら 本当にそれでいいの あんなに綺麗な恋や 愛を見つけられたのは あなたが初めてでした 涙枯れるくらいに泣いて あなたの帰りを待っていたのに そのドアはずっと動かないまま だからいっそ綺麗に咲いて あなたも羨ましくなる私に そう誓いながら ゴミ袋に ドライフラワーを そっと入れた