生ぬるい雨が降り出し 僕は一人で濡れていた 君の名前呟く声 厚い雲に消されていく Tシャツが張り付く胸は その温もりを覚えている 腕の中で見上げながら あの日君は言った 「貴方の為に別れましょう 私は大丈夫」と 涙流してた優しい瞳は 今日永遠になる 6月の花嫁 泥の撥ねたドレス 愛する誰かに抱きしめられて 電話に出ない夜 言葉一つ一つ 迷わず信じた 僕の愚かさ スベテコワレテシマエバイイ 招待状を破り捨てて 空へと撒いた屋上には 苛立つような想い出達 散らす風もない あの映画のように君の事 奪ってみたところで 何も出来やしない 虚しさだけの終わった恋など 1月の寒空 周り気にしながら 僕の手をつかむ 悪戯な指 些細な喜びに 胸弾ませた日々 さぁ誰かと僕を笑えばいいさ 6月の花嫁 泥の撥ねたドレス 腕に回す手は 本物なのかい? 6月の花嫁 裏切りの餞 雨に濡れたまま 贈る言葉は スベテコワレテシマエバイイ