僕らはもう 目配せすることも無くなった あの時の空気は二人の間には無い 時間が流れ過ぎたね 大人になった僕の前を 横切るあの日の幼い二人が あまりに眩しく見えて 気づけば目を逸らしていた まだ答えは見えない それでも 僕らは明日を 求めて歩き出す度に この胸にただ一つだけ テーブルの上には テイクアウトのピザの箱と 空のワイン 小型のテープレコーダーと コーヒーを注いだポット 何かを見つけたかった 一番近くまで行きたかった 天使の涙を拭いた 君に読む物語 まだ君を追いかけた それでも 僕らは心を震わすメロディを探す この胸にただ一つだけ かびくさい部屋で書き殴った 詩が届くまで 睨みつけて歌い叫んだ あの日の悔しさを晴らしに来たんだ まだ光は見えない それでも僕らは 夜明けを 求めて歩き出す度に この胸にただ一つだけ まだ答えは見えない それでも 僕らは明日を 求めて歩き出す度に この胸にただ一つだけ 何回だって痛いんだ そんなん効いちゃいないんだ ずっと立ち上がって来た どうやったって怖いんだ 震えを受け入れ認めた先 ここで 歌うから 歌うから