夜明けはまだで 海にも似た青色の中で 地面の上 気づけば僕はむき出しの心で 走り出す 夜のもとに朝が嫁ぐ 鼻を擦り付けて 傷付け合い与え合う 陽だまりの中 おはようとさよならと出会い 遠く懐かしい口笛はこの胸に 夜明けはまだで海にも似た 青色の中で地面の上 気づけば僕はむき出しの心で 走り出す春の風になり 別れの悲しみを拭い去る あせていくセピア色 じっと睨んでいる 裸足の指が悲鳴を上げる 夕凪の影 これからは離ればなれの歳月を 幸せが何か知る由も無く追いかける 心のきれはしにも明日は隠れている 見つめているのが幻かどうか 行ってみなけりゃ分からない 夜明けはまだで海にも似た 青色の中で 地面の上 気づけば僕はむき出しの心で 走り出す春の風になり 別れの悲しみを拭い去る それだけでは 幸せにはなれないけれど恐れずに 忘れずに