都会に生きて 何も 知らないままに 歩き続けて 春は過ぎ 薄っぺらくて 少し 歪んだギターを かき鳴らせば 朝が来る 遠くアメリカの 港の街に生まれた はじめて聴いたレコードが 訳もなく響いた どうせ終わるから そう思って 息を吸うこともできなくて 必要ない 君にはただ ただまっすぐに 進んでくれ 好きなことは 好きなままで 会いたい人に 会いに行くんだ それで少しでも 忘れないでくれ なんてさ いつか死ぬなら 今日だけでも 自分のために 夢をみるのさ 浮かない足でばかみたいに 僕だけの歌 うたうのさ うたうのさ 好きなことは 好きなままで そんなことさえ 忘れてしまう 格好をつけても意味がないと 気づいた 誰のために生きていく 考えても無駄だな この場所から 抜け出すのも 愛するのも全て僕が 決めることだ 都会に生きて 何も 知らないままで 大人になって 息を吸う くだらないほど 揺らいだ心と 晴れわたった 街をゆく
