いつまでも忘れない面影が僕を呪う 長いまつ毛 合わせない目 いつも前に抱えるカバン 秋と冬の隙間に吹く 孤独な風みたいな嘘は 君であって君ではないものから多分 出てきたんでしょう あの時ちゃんと悲しんでたら 君にすべてを伝えきれたかな 途切れてしまった声を辿れたら 同じ言葉で汚してしまうだろう 折り目のない陽だまりにも 誓いすら捨てる日があって それをただ それとすれば あとは僕を知るだけでしょう 歌えないほど 誠実でいれば きっと一度も 触れられなかったね 信じたくなるほど 嘘つきでいれば 僕は一つも笑えなかったろう しゃがみ込んだら真っ暗になった 君が見てたのはこの景色だと 今気づいた 黒い渦はさらさらと舞って 君の髪の長さに変わった 触れたら弱く綻び崩れて ああ あの時ちゃんと悲しんでたら 君にすべてを伝えきれたかな 途切れてしまった声を辿れたら 同じ言葉で何を言えるだろう 生きていこうと口に出せないのが 僕らの罪だと思っていたけど きっとただ今日を終わらせるための 言い訳の続きを 作ればよかったんだね