明日へ向かう船を導くその光は いつか生まれてくる キミに宛てた手紙から滲む言葉 王国(ふるさと)の文字は何を 語るのか 行き先に迷う鳥 閉じ込めたボクの六分儀 (スコープ) 九つの海を越えたら視えるだろう 蒼い希望(ほし)が降る水底 (ばしょ) 永久に響き渡る潮騒から外れて いずれ欠ける月に向けた背中 灯りさえ拒みながら ひとつだけキミに伝えられるなら この詩(こえ)が届く頃 ボクはもう居ないのだろう けれど もしキミが誰かを愛せたら 蒼い希望(ほし)は囁く 歴史が築いた城 儚く 白い波に攫われ… 栄光の終焉で僕はまだ動けずにいる けれど もし続く世界で出逢えたら ボクの希望(ほし)を手渡す 迷わずに解き放つ キミの魂(こころ)へ 幾つもの明日を越えたら還り着く 蒼い希望(ほし)が降る水底 (ばしょ) そしてキミは生まれる