皐月のカレンダー、 残るセプテンバー 空いた予定とぽっかり抜けたハート 今日まで生きてきたっけ? 呟く背中まるで 中身のいない蛹のようだな 羽化した翼で浮かれる冒険団 少年、空に手を伸ばし夢心地で あの夏は良かったと、 呟く僕はまるで自由のない冒険家 空っぽの掌、無い物を数え 重荷と化した思いなら下ろせばいい 擦りむいた傷が色をつけた羽は、 鮮やかにあの空に映るだろう 羽根は無くて、飛べやしないと 辞めちまえば夢じゃなくて 代えの無いその一生を 懸けて欠けて。 嫌いだった物が減っていくことが 別に大人になったからとかじゃない 飲み込んだ言葉は胸の中ずしりと 憂鬱の瓶詰めだ 空っぽの抜け殻、触ると崩れた 大切な物は目に映らないからだよ 涙堪え、歩みを止めた 夢はここで終わりなのかな、いや 生きていくのを悩んだその日も 確かに生きてきた日々だ 確かに生きてきた日々だ 羽根は無くて、飛べやしないと 辞めちまえば夢じゃなくて 代えの無いその一生を 懸けて飛べ 蛹から羽ばたくまで 信じねえと、羽は折れて 脱ぎ捨てて戻れない殻 超えて超えて超えていけ 懸けて欠けて 駆けていく羽で今ドライブ