やあ、眠れないんだろう 気がつくのが少し 遅くなってしまったね 君の中で ずっと近くで 明け方の静寂を聴いた ああ、言い忘れた事ばかりだ 白紙のノートを捲って 傷付いても、どこに居ても 消えない色だけを選んで 空になった今日に水を注いだら なるだけ綺麗な花と 徹夜明けの目に刺さった光を 半分わけてあげる 絡まったままの言葉の中から 拾い上げてくれたその不確かさを 飲み込んで今も息をしている さよならはまだ出番が無いままで 鞄に詰めて歩く帰り道 ああ、言えなくてもまだ大丈夫 星の見えない夜でも ねえ、 気付かなくてもそこに居るんだよ 君の中に ずっと近くに 絡まったままの言葉を集めて 唄にしよう 「僕ら間延びしたドラマさ。 それを悲しいと思うかい?」 なあ! さよならはまだ鞄の奥底で くしゃくしゃになったままの帰り道 ハロー、傷付いたらまた歌おうね ハロー、ここにいるよ ここにいるよ