壊れたまま眠ってた 色褪せた望遠鏡 もう一度 声が聴きたくて 祈るように 夜空を見上げた その心が 愛した人と また出逢って 笑えますように 望遠鏡 覗いた宇宙を 夢みた少年 今はゆっくり おやすみ 未来と過去を写した 色褪せた望遠鏡 ある筈ない 言葉を探した 逃げるように その手を離した 白い髪も 弱った目も 細い指も 痛む脚も 脱ぎ捨てたら 光る蝶になって 自由な宇宙(そら)へ 羽ばたいて その心が 愛した人の 待つ星(ばしょ)まで 迷わないように 望遠鏡 夢みた宇宙へ 旅立つ少年 今はゆっくり おやすみ 名前をくれた 優しい声 命をくれた 温かい手 受け取ったよ 心配ないから 煌めく宇宙(そら)へ 羽ばたいて その心が 愛した人と 共に在って 笑ってますように 望遠鏡 旅した宇宙で あの頃のように その腕の中 おやすみ