多分、明日は最終回 下らない会話もとうに潰えて 一人ぼっち 目的地はまだ遠い 道は不明 確信はない 「夏ヲ望ム」 思い出の中 風鈴の音が 聞こえた気がしたんだ 群青の空 生命すら羽音になって 笑って見せた 少し悲しげに 君の声、声、声が ただ走り去って 夏の亡霊さ 鼓膜を裂いて 君がゆらゆら 揺蕩う陽炎 さして夏の亡霊さ 君は亡霊さ 可笑しいほど 瞳、青、反射して何を見る? 風の一吹きで拭える汗 白線の危うげも 異常な数値を示す掲示板も 憂鬱すら季節になって 思い出して また狂い咲いて 君の声、声、声が ただ走り去って 夏の亡霊さ 鼓膜を裂いて 君がゆらゆら 揺蕩う陽炎 さして夏の亡霊さ 君は亡霊さ 君の声、声、声が ただ走り去って 夏の亡霊さ 君がゆらゆら 揺蕩う陽炎 さして夏の亡霊さ 泣きたいほど