いつか 見たあの景色が 春に咲いた 夢が 遠く 遠く 霞んでいく 満たされることなく散った 花びらで 喉が詰まって 涙が湧いて 溺れそうになるけれど デタラメに掻き集めてきた 希望を 胸の奥へ 祈るように 飲み込んだ 転がったまま 過ぎ去っていく 光たちを見送ることが 僕の役目なんかであるがずがないよ いつか 掲げた この拳が 握り締めた 声が 『もう一度』って 春の風に舞う 何度もやり直せない事 僕らは有限だと 知る強さで 切り開いていけ 誰でもない 僕の為 出会わなければ別れることはないと 誰かが言った そりゃそうだ 『当たり前』と 笑うけど 僕は僕と別れる日の その淵で 同じように笑っていられるだろうか 笑えるように 今を生きて 泣けるように 歌を遺せ 花は散り また芽吹くだろう 未知の その先へ 眩しさに目を反らした いつか見た 景色に 届くように 手を伸ばしてみる 今はまだ届かなくとも 確かに捉えてる その輪郭 いつか 掲げた この拳が 握り締めた 声が 『もう一度』って 春の風に舞う 何度もやり直せない事 いつか終わりが来ること 知る強さで 切り開いていけ 誰でもない 僕の為に