ひとりぼっちで通りすぎる イルミネーションの下 仕事帰り 疲れた身体 かろうじて灯す ムスッとして過ごしてたって 頭の片隅 こびり付いて離れない その満面の笑顔 そこら中に転がっていそうな気持ち 拾い集めて渡しても もはや 光に包まれていくようなそれは ありふれている 奇跡なんて期待しないで 明日の朝には 積もらない雪を見てそんな 風に思ってる 大人になんてなれなくって 時間は過ぎるけど 投げ出す事も出来ない 今夜がクリスマスだろうと いつまで待っても同じ心を照らす 引きずるような過去は 今も 挫けそうな時に限って現れる 背中押すように 瞳の中まで濁らないように その胸の鼓動を 高鳴せたいよ 響かせたいよ 震わせる 揺れる この距離を いつまで経っても同じコードばっか 鳴らして 探している だけど おんなじ心はいつの間にか 宙に浮かんで 稲妻に打たれた いつまで だって心で鳴ってしまうのは メロディー 聴かせたい人がいて ありふれている 溢れている 心の中 融かすのは 君だけ その高鳴りはこのメロディー