深い海の底で ひとり 私は いつも不機嫌で 魚たちは 私を見て 笑うように 追い越していく いつからこんなに弱くなったの かすかに届く光見つめ ただ あなたにいま会いたくて 泳ぎ出したい 泳ぎ出せない あぁ モノクロームの世界から 私をどうか連れ去って 光と影のその先に 差し出すあなたのその手があるなら 私はどこまでも行ける ずっと待ってた 姿も見せず 見つけてもらうことばかり考えて こんな自分に 嫌気がさすわ 体うねらせ 進んでみようか 恐れは 海の藻屑になって 行く道を阻むけれど あなたの声が聞きたくて 強くなりたい 強くなろう あぁ モノクロームの世界から 光を目指し泳ぎ出すよ 波間に浮かぶ私を見て 愛しいあなたが手を振り笑った 私はどこまでも行ける もう迷わない 涙が泡になってく 色とりどりの世界へと 私があなたを連れて行く 光と影のその先は 広がる海原 遮るものはない ふたりはどこまでも行ける