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朝が泣いたこと

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  • 2020.04.27
  • 5:27
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歌詞

空が白ばんだ頃に 君は行くのさ 甘い憂鬱を飲み干しては 君は言う 「かわいそうだ」 壁に寄り掛かりひとり なんとも言えない気持ちに苛まれ カーテンが色づき 思い出す 苦い幸福の味 朝焼けに溶けてく君が残した言葉の その中にある涙一粒ほどの 優しさを噛み締めては もう朝が来る 君は良かれと思ってくれたんだろ? 特別と言う名の 残念賞を 果てしなく続く海辺を ぼんやりと歩いていた 水平線から顔を出す日の光が まばゆいほどに それはそれは美しかった 手に入られないと解っているから 写真に収めて その中にある綺麗な記憶だけを切り 取っては 日々を生きている また朝が来る 君の匂いさえも忘れてしまったのに 戻らぬ時が愛しい 自尊心と独占欲 自制心に絡みついた欲望の蔓に 埋もれる時が怖くて 「ごめんな」と謝る僕に 「うん」と一言頷き 君はなにも言わなかったんだ 君の顔 逆光が邪魔してよく見えない 君が流した その涙は何よりも美しく輝いていた 悲しいならどうか悔やんでおくれ この歌の元に やっと飲み込める 特別の意味を

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