とんとんとん響いている 立ち込める匂い 懐かしさが 胸の奥をぎゅっと掴む 気持ちがあの頃に戻る 日々を歩き 辿り着いた こんな夜くらいは休みなさい 電話越しに聞こえる声に 頬を伝う涙が 遠い遠い離れた故郷で わたしを想う人がいること 日々の中で失くしそうな 気持ちに今夜は甘えようよ 誰しもが少年で少女だった 窮屈だと飛び出した部屋も きらきらきらと輝いていた 満点の星空も 失くなってからじゃ遅いけれど あの頃にはわからなかった気持ちが わかるようになっていくこと なんていうかなんか不思議ね 日々を重ね歳を重ねたけれど 今もわからんことばかりと 母が言ったあの夜のことを 思い出したそんな夜です 心を失くさないように 疲れた時は休むようにね ミュージシャンである前に 僕ら人間なんだから