昨夜 ドブ街で理想を吐いたが 言葉中から漂うのは 「飲むだけですぐ痩せれます」系の 広告みたいな胡散の臭気さ 「俺、重度の雨男なんで、 泥を投げられたって平気」 そんな腐ったヘリクツだけが 今の俺を支えている 遠吠えさえもしなくなった 負け犬の様 青から青へ逃げる様に とおりゃんせを八分で刻んでる この俺に誰か言ってくれよ 「ご名答!世の中が全部悪いよ! でも俯瞰して白けてんのは お前だろう?」 「中学の時の歌のテスト、 女子の前走る50m、 半端な自我の檻の中で 初めから 本気じゃなかったみたいな面で 感動を遮断してんのも お前だろう?」 胡散の臭気に鼻を摘まんで 毎夜ドブ街で理想を吐くのさ 「俺、重度の雨男なんで、 泥を投げられたって平気」 そんな腐ったヘリクツだけが 今の俺を支えている 遠吠えさえもしなくなった 負け犬の様 明日は明日の突風が吹いて 砕け散った夢を吹き飛ばして 手相を晒す俺に言ってくれよ 「ご名答!時間は戻りゃしないよ! でも、そいつを浪費してんのは お前だろう?」 「中学の時の歌のテスト、 女子の前走る50m、 半端な自我の檻の中で 初めから 本気じゃなかったみたいな面で 感動を遮断してんのも お前だろう?」