帰ったら洗い物をするの 今日の嫌なことも水に流すの もう疲れてるから 夜更かしもしないで 日付を超えた頃に寝るの 積み重ねた日々の暮らし 人混みの中でゲシュタルト崩壊 もう大丈夫と自分に言い聞かせる 家でお湯を沸かすひととき 腕をまくる 米を炊く 冷たい水が指を伝う 赤切れがやけに滲みる なぜだか涙がこぼれてくる 別に幸せじゃないわけじゃないよ 別に幸せでもないけど なんとか生活はできてるし ギリギリのとこ攻めてるけど 自由はなかなか効かないけど そして毎日は過ぎていくけど 大丈夫、大丈夫 楽しくやってるよ 帰ったら洗い物をするの 今日の嫌なことも水に流すの もう疲れてるから 夜更かしもしないで 日付を超えた頃に寝るの 朝まで遊んだあとの部屋は空気が 悪いわ だからシャワーも 浴びないでお布団に入る 夢に出てきそう すれ違って振り返る 目を覚ましてもあなたはそこにいな くて 気づいたらまた夜がきてる 気づいたらもう朝になってる 寝ぼけまなこを擦り部屋を出る 誰もいないけど言う 「行ってきます」 乗った満員電車と同じくらい 頭はパンパンで 残ったのはもどかしさだけ でも これが全てだ