Flash back

歌詞

いつの間にか蝉が鳴いてた 気づいたらアイスがもう溶けてた 祭り 打ち上げ花火 終わった そのあと ふたり 手繋ぎ キスした 入道雲 貫通する日差し ジリジリと照りつく光 プール帰り小学生の話し声が 遠くからやってきて耳をすます 割り箸が刺してある茄子と胡瓜 扇風機の風が風鈴に触れて チリンチリンと音を立てた 甲子園の耳障りなサイレン 熱を帯びた試合を クーラーつけて観戦 素麺か冷やし中華食べる それかてきとうに カップ麺買ってくる 自転車 下る坂道を駆け抜けても 汗はまったく引かなくて ああ まだ 終わらないでよ 線香花火に問いかけても あからさま過ぎてく時間が なにもできずに季節は移る 暑い夏コンクリートジャングル 生い茂る人々は冷却剤と化す 海沿い 浜辺 横たわるパラソル ぼくのなつやすみ八月三十二日 森山直太朗とフジファブリック 交互に聴く 夏の終わり バス乗り室内プール 泳ぎに行く 褐色の女の子眺め 離ればなれになった あの子を思い出す ニケツしてる高校生とすれ違い 想いを馳せる 金曜ロードショーで見る サマーウォーズ すごい速さで過ぎ去るサマーデイズ なにも知らなかったあの頃より よほど過ごしにくい (町は静か) 扇風機 宇宙人ごっこ 狂おしいほどに色褪せない青 駄菓子屋で買ってたうまい棒も 今なら箱買いとかできちゃうね 紫色の夕景が夜になる 一瞬の永遠が夏 夏 夏 意味もなく神社に寄ってこう 夕焼けチャイムがなったら帰ろう ああ まだ 終わらないでよ 線香花火に問いかけても あからさま過ぎてく時間が なにもできずに季節は移る