未来はそう悪くないよ ふと目が合った猫がぼんやり遺した 嫌いなものを数えよう 所狭しと並べてしまいましょ 綴じれば止めらんない程に トゲトゲの音掻き鳴らすわ おいでさあ眩しい暗闇 抜けてあの日の夢で逢うために ときめいてよ 継ぎ接ぎな景色に染まるくらい 鉛の心もう溢れてゆくばかりさ それだけでありがとう 言葉は儚げに大それた話をし始める みんな言葉に言わされているみたい 綴じれば止めらんない程に トゲトゲの音掻き鳴らすわ おいでさあ眩しい暗闇 抜けてあの日の夢で逢うために ときめいてよ 継ぎ接ぎな景色に染まるくらい 鉛の心もう溢れてゆくばかりさ 逆さの影を踏んで どう描いても 泥のように厚く滲んでくから 嵌り込んでもう我も忘れるばかりさ それだけでありがとう 苦し紛れ阿っていつか蝶になる でも羽ばたけないよ トゲが足りないみたい ときめいてよ 継ぎ接ぎな景色に染まるくらい 鉛の心もう溢れてゆくばかりさ 逆さの影を踏んで ときめいてる速さは恐ろしい もう見えなくなるものは 辿れないから 記憶にトゲを落として それほどのありがとう