もしもあなたを連れ去れたら 僕らは今宵の冬の星座 幾億もの孤独が重なり合う 下手くそな夢の中で 夕焼け色のマフラーと あなたのセブンスターの匂いが 懐かしく香る 思い出すわね "貴方とならどこまでも行けるわ"と "そんな目で見つめるなよ" 彼方で鳴る小舟の汽笛が 掠めた言葉 照れ臭くて 気付かないふりをしてた "少し肌寒くなってきたね" 貴方の言葉は白い吐息 悴んだ手 君の目 抱き寄せずに 時間が止まったまま もしもあなたを連れ去れたら 僕らは今宵の冬の星座 幾億もの孤独が重なり合う 下手くそな夢の中で 募る言葉は 儚く愛しく 祈る願いも儚く溶けてく 不器用な冬のままで