あの雲を抜ける 飛行船の隙間から 零れ落ちた光が 照らす水溜まりのように 薄く開いたまぶたで ぼかす世界は綺麗で 何も見えなくなってしまえ だなんて思うんだ 君が大人になって 夢物語をして まっすぐに伸びた前髪で うまく歩けないけど いつか大人になって おやすみの口づけをして 笑う顔が波のように優しかった あの日の君に会いに行こう あの雲を抜ける 飛行船の隙間から 零れ落ちた光が 弱かった僕を殺して 沈んだ心を落ち着けて 流れ落ちた海を泳ぐ魚が跳ねる その手伸ばして ここまで辿り着けるさ ほら、西日の跡を追って 君が大人になって 夢物語をして まっすぐに伸びた前髪で うまく歩けないけど いつか大人になって おやすみの口づけをして 笑う顔が波のように優しかった あの日の君に会いに行こう "なぁ、あの頃の僕らなら どうやっていたっけな" ふとしてこすった瞼に映る 瞬いた光が 夜を駆け巡る 星がくれた空を 君が大人になって 夢物語をして まっすぐに伸びた前髪で うまく歩けないけど いつか大人になって おやすみの口づけをしたらきっと 大人になっていく 笑う顔が波のように優しかった あの日の君に会いに行こう