波の音が夏の終わりを告げてた 湿った風が髪をかきあげ 始まりだってわからないままの アナタ 小さな愛が終わりを迎えた アナタが思うほど 気の利いた涙じゃないの さよならくらい自分で言ってよ そうじゃなきゃ肌も声も思い出すの 今はもう悲しみを越えながら 全部夏のせいにして忘れよう 好きも嫌いも何も無かったから 波の音の隙間隠してこう 何も言わない方がいいと 思ってたの? 困った顔で目線をそらして 笑ってあげた私にホッとしたアナタ バカな人だね嫌いじゃないけど 優しくするくらいなら わがままなままでいいよ ごめんねなんて言葉でどうするの 苦しいままでいたくはないでしょ 今はもう悲しみを越えながら 全部夏のせいにして忘れよう 好きも嫌いも何も無かったから 波の音の隙間隠してこう 沈んだ夕日みたいに 名前のない想いは消えた いっそこのまま波の中で 泡になれたらいいのに 今はもう悲しみを越えながら 全部夏のせいにして忘れよう 好きも嫌いも何も無かったから 波の音の隙間隠してこう 今はもう悲しみを越えながら 全部夏のせいにして忘れるの