天空まで聳える塔を ただ下から 眺めてる僕 フィクションならよかったのに 何よりもずっと 好きだったはずなのに 何がしたいのか 何が好きか もう分からない 一緒に闇へ堕ちよう 深いところまで 溺れてしまおう 鳴らすんだハーメルンの笛 何故立ち続ける? そんな冷たいステージに 誰も見向きもしない ストリートの隅に 「こんなもんでしょ?」 諦めてた 僕(じぶん)自身が許せなくて 呪いみたいに反芻思考 期待なんか希望なんか 捨ててしまえよ 欠けたこの身を嘘で埋めるから 本物なんて誰も見てやしない 戦う必要のない人生を みんな送ってるじゃないか そうだろう? 終わらない迷路を彷徨う 祈りなんて無意味な冷たい世界 誰かがくれた好意すら 底抜けの 心じゃ 零れて捨てるだけ 何も感じたくない 何も知らなくていい 耳塞いだって聞こえて来るんだ 夢を語る まだ遠い 君の声が 幸運だけをかざすペテン師が 楽園から正直者を嘲笑う 紙一重だった夢もチャンスも 掴んでったのは どうして僕じゃないんだ どうしてまだ僕は ここに立つんだろう “好き“が報われる 保証なんてないのにさ そこへ辿り着く為なら 隠し通すよ 目眩がするような この劣等感を