すさんで枯れ果てていた 心に 苗木を植えるように 水をやりながら 少しずつ育てて 呼吸を整えて お天道様に顔を見せる いくつも乗り越えて来た 気の遠くなる悲しみ 絶望も 消えない事は知っている それでも 笑っていたい そう 僕らは いつでも 向かい風を走っていた 今日一日を何とか 終えるため 気だるい朝も 寝付けない夜も あるだけで それは奇跡なんだと 当たり前の明日なんて 無いんだと ペンキの雨が降って 消しゴム片手に ふためいて 山びこに投げた 誓いのカケラを 胸にぶら下げて 偶然にも 僕らは今日を生きていた 静まり返った トンネルを抜けて 五分五分であっても そんな毎日が あるだけで それは奇跡なんだと 当たり前の明日なんて 無いんだと そう 僕らは いつでも 向かい風を走っていた 今日一日を何とか 終えるため 気だるい朝も 寝付けない夜も あるだけで それは奇跡なんだと 当たり前の明日なんて 無いんだと