帰る場所

歌詞

ケタケタ笑うあの高い声が 今も俺の隣で聞こえる 頭から血を流しても 腹抱えて爆笑できた きっとあの頃だけだ いつから笑顔下手くそになった 帰り道さえ1人じゃなかった どうでも良い時間が好きだった ジャン負けにやらせる漢字ドリル ヒーローごっこでパンチとキック どっちが強いかで喧嘩になる 女子は死んだ目でこっちを見てる 下校時間には仲直りして 喧嘩した理由すら忘てた 別れ道手を振り「また明日」 気付いたらお前は居なくなった 教室から減っていく机 ６年間ずっと見てきた 取り残された俺達は 辛いと思ってたけど本当は ずっと同じ場所にいれる事は 転勤族のアイツには幸せで 帰る場所が一つだけなのは 当たり前なんかじゃなくて いつも門限守ってたアイツには 帰る場所がずっとあったんだ 家出少年、複雑な家庭 怒る先生、意味がわかんねぇ 俺たちを襲った路上寝のおっさん きっとアイツにも帰りを待つ人が、 逃げ回った先に帰る場所が ある俺もきっと幸せ者だ でもさ、土地や場所だけじゃない 俺が今帰りたいのは あの時とあの人と、 あの高い笑い声に、 お前といるあの教室に お前といたあの公園に お前とのあの悪ふざけに まだお前が居たあの青春に あれから沢山友達もできた お前とアイツは気が合いそうだ かけがえない仲間達も出来た でも胸の穴まだ空いたままだ 寂しくて切なくて だけど何故か暖かくて 懐かしいこの気持ちこそ きっと、俺の帰る場所だ 別れ際のお前の顔 まだ忘れてないよ バカな俺でも気付くくらい お前は無理して笑ってた なぁ、世界は広いな まだ巡り会えないや 小さな島が世界だった あの頃に帰りたいな。 夢を見たんだ あの日の懐かしい夢を まだ何も持ってなかった 何者でもなかった俺ら 皆あのまま進めたら 何か変わってたのかな 居残り組はどうやら 俺の方だったらしいな 18時の鐘とカラスが鳴いて 笑い声する駄菓子屋の前で 離れ離れでも耐えては耐えて いつか巡り会うその日まで