ドアが外に向かい かすかにひらいていた Oh No 柔らかな 綿のドレスがゆれている午後さ ベランダにサンダル捨てられ カーテンはしなる風に さよならの一言も 書きのこしたメモさえなかった 切ない痙攣のような 真昼の中の出来事さ 最後はシェリー・グラス ふれた左手を Oh No 君の右手が 不意におさえたあの夜 おどらないかと誘う君は 仮面のように無表情 さよならのくちづけも 書きのこしたメモさえなかった 切ない痙攣のような あの火曜日の夜中に 3月以来俺の目には かすむ霧がかかる 2度目の信号無視 ああ日曜日の明け方に 走らせてる車「主はいつもあなたのそばに」とラジオ 髪をかきむしり 服をひきちぎり全てはぎとり 生まれかわりたいと叫ぶ 切ない痙攣の俺さ